・令和4年10月24日

10月24日(月)
<「Pf協奏第1番」CD>
ブラームスPf協奏第1番ニ短調/アシュケナージ/ハイティンク/アムステルダム/LONDON/FOOL-23115/CD/1981/DDD/48:38

「Pf協奏第1番」CD
 
 ピアノ協奏曲としては長時間の約49分ですが、一際響きの良いこともあって酔いしれているうちに終わってしまいました。この演奏はアシュケナージ/ハイティンク/アムステルダムということで、早くから積極的にデジタル録音に取り組んでいたコンビなので、次々と意欲的にアルバムを出すことで時代を切り開いてくれました。我々オーディオマニアにとっては新たな時代を感じる取り組みと、熟成期に入っての限界点といえるほどのダイナミックレンジの広さと響きを求めることで、単に音楽を楽しむということだけではなく、考えられるあらゆる手段を屈指して作り上げた音像が、満足を与えてくれることを喜びとしています。ただし、本来は時代の変化とともに演奏者も変わっていきますし、使用する機器や媒体としてのレコード形式も変わるので終着点はありません。しかし、どこかで妥協点を見つけて自分の世界を作るのが普通で、私の場合も新たな規格を追うことは止めています。それでも丸50年オーディオ漬けを続けられている幸せを良しとして、聴力があるかぎりは一生の趣味&道楽を楽しみたいと思います。