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・令和5年06月30日

06月30日(金) <《オテロ》LASER> ヴェルディ 歌劇《オテロ》全曲/ジョン・ヴィッカーズほか/ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団/ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/Grammophon/POLG 1056/7/LASER/1973/ADD/約142分    人間の欲が交錯する騙し騙される関係が進展する劇ですが、大掛かりなセットと実力派が演ずることで人気の大作が制作されました。音源と映像ともにアナログ時代のものですが、鑑賞後も良いイメージで記憶に残る出来栄えでした。日本での時代劇同様に大作を作るという力の入った作品であることから、映像と音声を通して伝わる迫力が全く次元の違う世界として表現されています。

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・令和5年06月29日

06月29日(木) <《セビリアの理髪師》LASER> ロッシーニ 歌劇《セビリアの理髪師》全曲/クラウディオ・アバド/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/Grammophon/POLG 1054/5/LASER/1972/ADD/約141分    この作品も劇場ではなく屋内に作られたセットでの演技に音声を同期させたものですが、ヘルマン・プライを始めとする出演者それぞれが歌と表情を多少誇張した演技で良いものでした。馬鹿馬鹿しくなるほどの内容なのですが、日本でも関東人が関西人のお笑いに馴染めないのと同じでも単純に愉しめば良いのでしょう。全てが誇張したコテコテの連続なのですが、素晴らしい声量と早口言葉の旨さでいっぱいでした。

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・令和5年06月28日

06月28日(水) <《シンデレラ》LASER> ロッシーニ 歌劇《シンデレラ》全曲/フランシスコ・アライサほか/クラウディオ・アバド/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/Grammophon/WOOZ 24009/10/LASER/1981/ADD/約151分    ここ5日間は2時間を超える大作が続いていますが、レコード鑑賞するだけの側の私でも大変なことなことから、映画として制作されているものは別として舞台中継の場合は中入りなどの休憩タイムが必要になるのは当然です。舞台セットを変える場合などを含めて幕を下ろすことで、数回の休憩を挟んで制作される場合がほとんどですが、観劇というものが生活の中にある贅沢なひと時として体感できるような余裕を持って暮らしたいものです。

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・令和5年06月27日

06月27日(火) <《フィガロの結婚》LASER> モーツァルト 歌劇《フィガロの結婚》全曲/ディートリッヒ・フィシャー・ディースカウほか/フィリップ・アイゼンベルク/カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/Grammophon/POLG-1050/1/LASER/1976/ADD/約182分    舞台中継を収録したものと違いベームとウィーン・フィルの姿はありませんでしたが、約3時間の長い物語に良い状態の演奏が鮮明な音像で同期されていました。所有しているレコードの中でも最長のものなことから、昨年の8月より取り組んできたレコード鑑賞の聞き方改革によって鑑賞がやっと実現したものです。この実現に備えて生活のリズムからの変更が必要となりましたが、約半年の準備期間を経てようやく慣れてきたようです。

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・令和5年06月26日

06月26日(月) <《後宮からの誘拐》LASER> モーツァルト 歌劇《後宮からの誘拐》全曲/エディタ・ルベローヴァほか/バイエルン国立歌劇場合唱団/カール・ベーム/バイエルン国立歌劇場管弦楽団/Grammophon/POLG-1058/9/LASER/1980/ADD/約147分    何と言ってもベームが指揮棒を振るということで集まった演奏者と制作スタッフによる、貴重な最晩年に収録された映像付きのレコードの一つです。終了後の舞台上に現れたベームと出演者の皆さんがニコニコ顔で観客とともに労っている姿が良かったですが、長時間ということもあって安堵の表情が見て取れる晴れやかなものとなっていました。

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・令和5年06月25日

06月25日(日) <《蝶々夫人》LASER> プッチーニ 歌劇《蝶々夫人》全曲/ミレッラ・フレーニ&プラシド・ドミンゴほか/ウィーン国立歌劇場合唱団/ヘルベルト・フォン・カラヤン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団と合唱団/LONDON/POLL 1024/5/LASER/1974/ADD/約146分    舞台装置としてのセットがあまりにも日本離れしている点については致し方ないのでこの点については目を瞑る他ありませんが、世界中の人々から見ればこの程度の認識で想像されているのでしょうから仕方ないものと思えます。蝶々夫人にしても日本人が日本語で演じても日本でのみ喜ばれるだけでしょうから、何とも理解し難い設定があってもこれはしょうがないものでしょう。平成8年に本場のウィーンオペラ座で鑑賞したときも現地の観客が大絶賛する姿にびっくりしましたが、それぞれの国での文化の違いなどを考慮すれば真実の姿を求めすぎるのは間違いとなってしまいます。

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・令和5年06月24日

06月24日(土) <《ファルスタッフ》LASER> ヴェルディ 歌劇《ファルスタッフ》全曲/ガブリエル・ベキエほか/ウィーン楽友協会合唱団/サー・ゲオルグ・ショルティ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン少年合唱団/LONDON/POLL 1018/9/LASER/1979/ADD/約127分    内容は全くのコメディーなことからそれを念頭に鑑賞すれば楽しむことができましたが、劇場での制作であれば観客の笑いなどが加わって更に良かったかも知れません。音楽はショルティ/ウィーン・フィルとウィーン楽友協会合唱団/ウィーン少年合唱団という組み合わせでしたから、内容の濃いものを十二分に表現できていた作品となっていました。

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・令和5年06月23日

06月23日(金) <《ヘンゼルとグレーテル》LASER> フンパーディンク 歌劇《ヘンゼルとグレーテル》全曲/ヘルマン・プライほか/サー・ゲオルグ・ショルティ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン少年合唱団/LONDON/POLL 1026/LASER/1981/ADD/約109分    おとぎ話の世界ですから全編を通して何とも不可思議な内容のものですが、一流の歌い手と演奏者による聴き応えのあるものとなっていました。ヘンゼルとグレーテルを始めとする配役には実力者が多く出演していますが、その実力が遺憾なく発揮された内容ということで楽しく見ることができました。リゴレットとボエーム更に今日と3日続きで本格的な歌劇の醍醐味を堪能できましたが、これも素晴らしい演技の映像と音声が良い状態で記録されたもので制作されたレコード化によるものです。

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・令和5年06月22日

06月22日(木) <《ボエーム》LASER> プッチーニ 歌劇《ボエーム》全曲/テレサ・ストラータスほか/ジェームズ・レヴァン/メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団/LaserDisc/SM 138-3100/LASER/1982/ADD/約123分    このレコードは映像も音楽もデジタルではありませんが、高音質・高画質で制作され十分楽しむことができます。全体の設定が暗いものとなっているのですが、劇場版ということもありこの程度であれば範囲以内だと思います。テレサ・ストラータスが病弱という設定で演じていましたが、いままでに見たことのある雰囲気と違い弱々しい役を美声とともに楽しむことができました。

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・令和5年06月21日

06月21日(水) <《リゴレット》LASER> ヴェルディ 歌劇《リゴレット》全曲/ルチアーノ・パヴァロッティほか/リッカルド・シャイー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団と合唱団/LONDON/POLL 1016/7/LASER/1982/ADD/約117分    ロンドン盤は制作側としての取り組みが早い時期から良い印象で向かい入れることができましたが、CDとレーザーディスクの音声記録に関しては特に力を入れていたようです。私は音声重視ということもありますから、一部の制作側でのレベル調整が全く理解不能な場合がありますが、映像と音声の両方を楽しむことができるレーザーディスクといえどおまけの存在では許されません。

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