・令和5年11月28日

11月28日(火)
<「Pf 協奏第5番」ほかLP>
ベートーヴェン Pf 協奏第5番変ホ長調/フリードリッヒ・グルダ/ホルスト・シュタイン/ウィーン・フィル/LONDON/SCL 6079/LP/1974/Analog/約41分
チャイコフスキー Pf 協奏第1番変ロ短調/スヴャトスラフ・リヒテル/カレル・アンチェル/チェコ・フィル/COLUMBIA/OC-7267-S/LP/Analog/約38分

「Pf 協奏第5番」ほかLP
 
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番はグルダの演奏を十分に楽しめましたが、一方のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番はデータ項目の記載が無く不明なことからも、相当古い録音と思われ無理やりステレオ化したものだと考えます。ジャケットにわざわざ「完全なステレオ」と銘打っていることからも、ステレオが当たり前になっていった変革期に古い原盤から作り替えて販売したのだと思います。このような制作方法を考えて無理やり左右に音源を振り分けた酷いものや、全くのモノラル状態で平気に制作されたアルバムがいくつも存在します。廉価版の殆どがそういうもので溢れていますので、購入の際には色々な資料で確認が必要となります。