1000kHzボードチャンネルデバイダー2wayボード

<マルチアンプ・システムの導入>

 オートグラフ・システムへグレードアップして数年が経過した頃、それまで使っていたエクスクルーシブM4からマッキントッシュのMC2500にメインアンプを交換しました。すると世界観が変わってしまうほどの衝撃を受け、更なる余韻追求の目標値が見え出してきました。
 その後、アキュフェーズの出原社長と春日会長のご自宅を訪問する機会があったときに、マルチアンプ・システムの持っている無限の力を知ったことで、私もこれにチャレンジすることにし同社のFー15を購入しました。しかし、オートグラフとМC2500の持つ響きを極めるための手段としてのマルチ化なことから、同社のアンプではなくМC2500の追加を選択しました。

 スピーカーユニットに付属しているネットワークを介さずに、デバイディング・ネットワークで分離された信号を、高域用と低域用それぞれの専用アンプで増幅した信号を直接同軸2ウェイユニット各ターミナルへ接続するものです。このボリュウムでだけでは不可能な細部を微調整する手段として使う方法の検討を開始し、導入から丸一年を掛けてレコードごとの詳細なデータを数値化しました。レコードメーカーによるものなど結果は驚くほどの違いがあったことで、ボリュウムの1ステップの上下で起こる響きの変化をコントロールすることに全力で取り組むことにしました。

付属のネットワークMC2500+MC2500オートグラフ・システム