・令和6年03月27日
2024年3月27日
03月27日(水) <「第6番&第7番」ほかLASER> ベートーヴェン交響曲第6番ヘ長調/カラヤン/ベルリン・フィル /SONY/SRLM 940/LASER/1982/DDD/34:35 ベートーヴェン交響曲第7番イ長調/カラヤン/ベルリン・フィル /SONY/SRLM 940/LASER/1983/DDD/33:57 ショパン「雨だれ」ほか ピアノソナタ集&リンペ・フックスとの共演/フリードリッヒ・グルダ/リンペ・フックス/PIONEER/PILC 1128/LASER/1986/DDD/約70分 ベートーヴェンの2曲はどちらも進行が早くてびっくりするくらいでしたが、聴き終えた時点ではそれほどの違和感は生じていませんでしたし、カラヤンが演奏と影像をリンクさせて表現する事に関しての可能性を探っていたのだと思います。一方のレコードではフリードリッヒ・グルダがカラフルな柄物のジャケット姿でショパンを弾いていましたが、この人物はジャズはもちろんジャンルにとらわれないことで有名なピア二ストです。所有しているベートーヴェンのピアノソナタ全集はボックスケースに入った豪華版ですが、このLPレコードでは当然のように至極真面目に取り組んで制作されたもので、クラシック・ピアノの世界では巨匠の一人として認識されています。そのグルダがB面ではニコニコと笑顔を交えながらパーカッション奏者の女性と即興音楽を演奏していますが、このほかにも客席で一人聴き入る怪しい女性もわざとらしいくらいの頻度で映し出されるという、面白い構成のレーザーディスクだからこそ可能になった自由表現の世界となっています。